NIPPON BAUHAUS SOCIETY
BAUHAUS DANCES
バウハウスダンス
オスカー・シュレンマーの舞台芸術
1920~29年にバウハウスで「人間」の授業を担当したオスカー・シュレンマーは、常に身体を追求し、それまで他の工芸学校には存在しなかった舞台芸術の工房を担当しました。1925年に落成したデッサウ校舎でキャンパス内に作られた舞台は、動力学システムに基づいたインテリアデザインと同じく、動きの研究成果を披露する場となりました。シュレンマーが1922年シュトットガルトの初演を皮切りに、バウハウスや各地で1929年まで披露した『トリアディック・バレエ』(3つ組のバレエ)は、これまでのクラシックバレエとは異なり、空間と身体と動きの幾何学性に焦点を当てたもので、黄色、バラ色、黒の背景の3部構成でした。独特なコスチュームはダンサーの動きを制限し、誇張します。映像の記録は残っていませんが、シュレンマーが残した衣装やスケッチから、その振り付けを研究し再現する試みが進められています。

バウハウスダンス・ワークショップの開催

日本バウハウス協会では、デッサウ財団の学芸員で研究員のトーステン・ブルーメ氏の指導により、東京またはデッサウでバウハウスのダンスを学び、衣装を制作し、演じる体験型ワークショップを開催します。大学、企業のグループを対象とします。